研修にコストや時間がかかるといった課題は、担当者の頭を悩ませる要因のひとつ。「コストを削減したいが、なかなか効果が出ない」「研修の準備や実施に時間がかかりすぎて効率が悪い」など、悩みは尽きません。ここでは研修費用の相場と、コストと時間を削減するコツについてご紹介。ぜひ、情報を参考にしてみてください。
産労総合研究所の「2022年度(第46回)教育研修費用の実態調査」によると、1社あたりの教育研修費用総額は2021年度で6,821万円、実績額は5,221万円という結果でした。2020年度の実績額は4,625万円であったため、596万円増加していることが分かります。ちなみに2022年度の予算額は7,083万円で、こちらも増加傾向です。
さらに、従業員1人あたりの教育研修費用は、2021年度で予算額が40,896円、実績額は29,904円という結果。前年度の実績額は24,841円であったため、5,063円の増加となっています。
このように、企業が研修にかける費用は増加傾向にありますが、今後の見通しについては「かなり増加」が9.3%、「やや増加」が46.5%、「現状維持」が40.1%、「やや減少」4.1%となっています。研修にかかるコストをできるだけ抑えたい、そう考えている企業が多いことが分かります。
参照元:産労総合研究所(https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/kyoiku/kyoikukenshu/pr2210.html)
研修で効果を上げたいのであれば、ある程度のコストをかけた方が効果的であると言えます。とくに、研修の質に関わる費用は削減しないことが大事。たとえば、研修を効率的に行うためのシステム導入、教材、講師などにかける費用です。
一方で、削減すべきは研修内容に直接関係がないコスト。例として挙げられるのは、集合研修にかかる会場費・交通費・宿泊費などです。とくに遠方から研修に参加するケースが多い場合は、コストだけでなく時間も取られてしまいます。こうした、社員に負担をかけるコストは削減を考慮したほうがよいでしょう。
研修内容の質を落とすことなく、コスト削減を実現する方法のひとつに外部委託があります。一見、自社で研修を行うよりもコストがかかると思われがちですが、実は研修準備や実施にかかる労力・人件費の軽減につながりやすいのです。
ただし、研修を外部委託する場合は、自社のニーズに合った委託先を選ぶ必要があります。安いからといった理由だけで委託先を選ぶと、研修の質が低下して思ったような効果が出なくなる恐れがあります。
研修コストと時間を有効活用する方法に、オンライン研修があります。オンライン研修とはインターネットを通して行われる研修で、受講者は自分の都合のいい場所から研修を受けることが可能。会場に足を運ぶ必要がないため、会場費・交通費・宿泊費を削減できます。
ただし、コストや費用的にはリーズナブルなオンライン研修ですが、受講する社員がどれくらい内容を理解したのかを把握しづらいのがデメリットです。
学習管理システム(LMS)は、eラーニングや受講者の学習管理を行えるシステム。研修で伝えるべきスキル・技術といった情報をeラーニング教材にまとめて1人1人の受講者に配信でき、研修効果を高める働きが期待できます。
また、学習管理システム(LMS)には受講者のステータス管理やテスト機能もついているため、受講者がどれくらい学習を進めたか、内容を理解したかといった情報を把握することも可能。成績が思わしくない受講者に対し、ピンポイントでフォローをすることもできます。
学習管理システム(LMS)は、使用目的や使用人員規模を踏まえて製品を選ぶことが重要です。本メディアでは、数ある学習管理システム(LMS)の中から、「増員予定の成長企業」と「小規模で使いたい企業」におすすめのシステム2選をご紹介。
運用方法や使用規模で各システムを比較していますので、ぜひご覧ください。
学習管理システム(LMS)は機能や特徴だけでなく、使用目的や使用人員規模を踏まえて適切な製品を選ぶ必要があります。 ここでは運用方法や使用規模からそれぞれのパターンに合った学習管理システム(LMS)をご紹介。 各製品・サービスの強みやこだわりについてまとめていますので、参考にしてください。